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ご葬儀後の挨拶周りと忌明け法要
  事務の引継ぎ
    葬儀が終わったら、遺族はできるだけ早く世話役から事務の引継ぎをします。葬儀関連費用の一部を世話役が立て替えていることがありますので、その点を確認して清算しましょう。また、この時に世話役から引き渡していただくものとしては、以下のものが考えられます。
 1.会葬者名簿
 2.香典帳
 3.香典
 4.供花・供物帳
 5.弔辞・弔電
 6.支出金の領収書
  
  お礼と支払い
 僧侶へのお礼は「お布施」と言います。お布施の額には本来決まりはありませんが、規定しているお寺もあります。僧侶に相談するのがよいでしょう。世話役など葬儀の執行に関して、お世話になった方々へもお礼をします。
葬儀社や、関連業者への支払いは明細書や請求書をよく確認してからにしましょう。
  
  挨拶周り
 主だった会葬者や、お世話になった方々にお礼のご挨拶に伺います。服装は喪服が望ましいのですが、地味な服装であればかまいません。まず最初に寺院へ、それから故人と関係が深い順にまわるのがよいでしょう。隣近所へのご挨拶も忘れずにしておきたいものです。
  
  形見分け
 遺品は忌明け後なるべく早く整理しましょう。故人が生前愛用していた物を、遺族や親しい人で思い出の印に分け合うことを「形見分け」と言います。普通、故人よりも目上の人に対して形見分けはしませんが、本人から「ぜひともいただきたい」との希望があれば差し上げるようにします。形見分けは包装せずに贈ります。
  
  初七日法要
 初七日法要は、人が亡くなってはじめて営む追善供養です。故人の安らかな成仏を願い、執り行われます。特に難しいしきたりはありません。遺骨と遺影をおまつりし、親戚やお世話になった方々を招き、僧侶に読経をお願いします。
亡くなった日を含めて呼び方                                            
7日目初七日(しょなのか)
14日目二七日(ふたなのか)
21日目三七日(みなのか)
28日目四七日(しなのか)
35日目五七日(ごなのか)
42日目六七日(むなのか)
49日目七七日(なななのか)
  中陰・忌中の過ごし方
 仏教では一般に四十九日の忌明け法要の日までを中陰と呼び、遺族はこの期間、結婚式などのお祝いごとへの出席は避けるようにします。この期間に営まれる法要を忌中法要と言い、初七日からはじまって49日の七七日忌(しちしちひき)で忌明けとなるまで、7日おきにつづきます。
現在では途中の法要は省略されることが多いようです。また、初七日法要もご葬儀当日に遺骨が戻ってきたところで行うことが多くなりました。
  
  忌明け法要(四十九日法要)
 忌明け法要は原則的には命日から49日目に行いますが、最近では49日目の直前の日曜日などに営むことが多いようです。日時が決まったら僧侶に読経をお願いし、親戚や故人と縁の深かった人などに案内状を送ります。法要がすんだら忌明け挨拶状を出します。
  
  香典返し
 香典返しには葬儀の当時に渡す「即返し(その場返し・当日返し)」の場合と、忌明け後に忌明けの挨拶を兼ねて贈る場合とがあります。日用品などが用いられることが多いようで、香典の金額の1/2~1/3くらいの品物を送るのが一般的なようです。